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院長より

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病院紹介

ごあいさつ

 藤枝駿府病院は昭和42年4月に開院し、藤枝市内を中心に志太榛原地域に密着した精神医療サービスを提供してまいりました。平成12年に新病棟への建て替えを行い、精神一般病棟56床と精神療養病棟114床の精神科病院に生まれ変わり、平成29年に開院50年を迎えることができました。
 患者調査によりますと、全国の精神疾患患者数は平成11年の204万人から平成26年には392万人となり、中でも気分障害の患者数は平成11年の44万人から平成26年には111万人に増加し、認知症患者数は平成11年の15万人から平成26年の67万人に増加したと発表されています。当院のある志太・榛原医療圏の人口は約46万であり、総合病院精神科の閉鎖により、圏域内の精神科病床を有する医療機関は2施設に減少したため、人口に対する精神病床数が全国を大きく下回る地域となっています。
 このような背景の中、当院は、平成16年より、静岡県精神科救急システムの輪番病院となり、夜間の救急患者の受け入れ体制を整備しました。皆様のニーズにお応えできるよう、圏域内の総合病院、診療所の先生方と連携し、入院治療の必要な方の入院をスムーズに受け入れられるよう、日々努力しております。
 また、平成26年4月の精神保健福祉法の一部改正と診療報酬改定において、精神障害者の地域生活への移行を推進する方向が明確に打ち出され、医療保護入院者の退院促進の整備が義務つけられるとともに、入院患者の退院促進に向けた取り組みに一層注力する体制作りが求められることとなりました。病院の隣接地にグループホームエルピス藤枝を開設するとともに、訪問看護部門によるアウトリーチ、デイケアにてナイトケア開設によるリハビリの拡充を行うことで、退院促進と地域定着を進めてまいりました。限られた病床を一人でも多くの患者さんにご利用いただけるよう、院内多職種が協力して治療にあたり、関係機関とも連携して早期の退院に努めています。
 近年の高齢化と精神疾患の増加と相まって、精神科医療の社会的役割は益々高まっております。皆様に信頼され、選ばれる医療機関であるため、職員一丸となって取り組んでまいりますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。